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黒い服なら大丈夫!?やみくもに対策する前に理解しておくべき紫外線の性質

どうも、おるなけです。


気温が高くなって来たときに気になるのが「紫外線」。焼きたくないと思っていても、知らず知らずのうちに焼けちゃうのが夏とも言えるでしょう。


今回は、そんな夏に役立つ「紫外線の正しい解釈とその対処法」についてです。


紫外線の本質を理解することで、どんな対策をしたらいいか?日焼け止めは何がいいか?、服装は?等々、各々の選ぶべき手段が見えてくるのではと期待しています。

 

紫外線とは


読んで字のごとく、紫の外の線(電磁波)です。

 

 


意味不明ですよね。

 

 


まず、虹をイメージしてください。虹はカラフルな色がたくさんありますよね?
あの色、順番があるのは皆さまご存知かと思いますが一番外側は何色でしょうか??

 

 


そう、赤色と紫色です。

 

 


紫外線というのは赤橙…青藍紫の「次」にあたる色(見えないので色ではありませんが)とイメージしてください。


※因みに赤外線は赤の前の色(こちらも見えないので色ではないですが)というイメージです。

 

 

普通の光と何が違う?


目に見えない+浴びても何も感じないためリアルタイムで危険だと認識できない。


光の場合眩しいと目を瞑ったりと反射的に対応できますが、紫外線は全く見えないため、「紫外線がきた!」と感じることは不可能です。


外に出ていて気がついたら焼けていた(体に変化が起きた)となるのは、このためです。

 

紫外線の特徴は?

 


紫の外という話をしましたが、もう少し深く掘り下げてみましょう。


すべての光(または電磁波:例えばテレビの電波とか、遠赤外線など)は波の性質を持っています。

 

 


波……とは

 

 

 


海でサーフィンするとき、いい「波」が来たなんて言うと思いますが(サーフィンとかやったことないですし海嫌いです)、その「波」は海水がうねりながら真っ直ぐ進んで来る様を言い表しています。


実際は進んで来るというよりは、海水がその場で上下に動いています。
運動会等でやるウェーブがまさにそれです。
(人は進まないのに、外からみるとウェーブは進んでいるように見える)

 

 


さて光の話に戻りましょう。

 

 


光は波の性質を持つと先ほど書きました。
海の波とは少し違うのですが、光もうねりながら真っ直ぐ進む性質があります(波の性質を持ちます)。
紫外線も例外ではありません。光と同じように真っ直ぐ進んできます。

 

 


真っ直ぐ進むので、日光のように反射もします。となると、日陰はどうか?
地面、壁、ビルに射し込んだ紫外線はいろんな所へ反射します。日陰の中へも同様です。


つまり、日陰でも紫外線が少ないはずがないことがお分かりいただけると思います。

 


(そもそも見えないので、紫外線があるかどうかはわかりませんが)

 

 

黒い服は紫外線カットできるのか?


黒いものは紫外線を吸収するものが多いが、黒ならばオッケーということではない。

 


何故なら、黒いものは可視光(目に見える光)をすべて吸収した結果見える色であるため、紫外線の吸収とは全く別のはなしになるからです。


例をあげましょう。UV(紫外線)カットのメガネがありますが、あれは真っ黒でしょうか?
いいえ、透明です。でも紫外線はカットしますよね。


つまり、色と紫外線は厳密には無関係なのです。紫外線を吸収する黒もあれば、吸収しない黒もあるんです。


白い服もおなじ。紫外線を吸収するものとしないものがあります。


紫外線を吸収しない素材なら、黒だろうが白だろうが、反射します。

 

日傘


日傘についても同様です。特に日傘の場合は内側に紫外線を吸収する素材を、外側に紫外線を散乱させる素材が入っているものが望ましいです。
なぜなら、紫外線は上下からきます。したから来た紫外線が傘で反射して自分に当たっては、日傘の意味がありませんよね。日傘を買うとき少し意識して見てみましょう。

 

 

日焼け止め


日焼け止めについては、どれがいいかはわかりません。強いて言うならまんべんなく厚く塗る方が効果的かなと思います。


また、紫外線を吸収する素材が日焼け止めには含まれていますが、その素材、紫外線を吸収し続けると効果は無くなります。
そのため、一度ではなく、こまめに塗り直す必要があるのです。(汗で流れるということもありますが)


ただ、肌に直接塗るものなので、肌荒れが起きないよういくつか試し、自分に合った物を探すことをおすすめします。

 

 

まとめ


紫外線は目に見えない光です。
紫外線対策を万全にするなら、必ず「紫外線カット」のものから選んでみましょう。


そこで初めて日焼けを防止できるはずです。


では。